前歯の症例〜欠けた部分の治療〜
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治療前
日頃より五反田みとめ歯科をご愛顧いただき、ありがとうございます。院長の三留です。
本日はダイレクトボンディングの症例をご紹介します。
この方の主訴は「前歯の欠けた部分を治して欲しい」でした。小さな欠損の場合、ダイレクトボンディングは削る量も少なく機能的にも審美的にも優れた方法です。
最小限の範囲で歯質を削り、縁の部分を滑らかにし、新鮮なエナメル質の表面を露出させ、確実な接着が得られるようにした上でラバーダム防湿を行い、次亜塩素酸にて歯面清掃、リン酸にてエナメル質のエッチング、ボンディング剤を塗布、エアーで余分な層を飛ばし、十分な光照射を行い接着の準備をします。
治療後
歯質に合う適切なシェード(色合い)のレジンを選択し
拡大視野で精密に充填します。噛み合わせと形態を整え、問題なければ研磨をして完了となります。
この症例のようにいわゆる虫歯でなくても歯質の欠損は起こり得ます。
欠損が大きければインレーやクラウンが適応になりますが、ご自身の歯質が多く残っている場合、ダイレクトボンディングの利点が大きく活かせます。時間が経過すれば変色や脱離、欠けの可能性もありますが、二次的な虫歯になっていないか、または虫歯になっていたとしてもその範囲が小さければ再び最小限の範囲での再治療が可能であり、長期的にも利点の多い方法と言えます。
主訴 | 「前歯の欠けた部分を治して欲しい」子供の頃の外傷で前歯の先端がかけてしまい、痛みはないがずっと気になっていた |
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治療内容 | 欠けた部分を滑らかになるよう削り、精密に高品質な樹脂を充填した |
患者様の年齢 | 30歳 |
患者様の性別 | 男性 |
治療期間 | 1回 |
治療費 | ¥33,000(税込)×2本 |
治療で得られるメリット | 削る量が少なく機能的にも審美的にも優れている/二次的な虫歯になっていないか、または虫歯になっていたとしてもその範囲が小さければ再び最小限の範囲での再治療が可能 |
治療する際に起こる リスク・副作用 |
時間が経過すれば変色や脱離、欠ける可能性がある |