Innovative Zahnmedhizin(スタディグループ)のセミナーへ参加してきました
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みなさんこんにちは。五反田みとめ歯科 院長の三留です。
10月26、27日の二日間、スタディーグループInnovative Zahnmedizinのセミナーに参加してまいりました。
このスタディグループは、セレックの第一人者の一人、カザマデンタルクリニックの風間龍之介先生が主催されるスタディグループです。「Zahnmedhizin」とは聞きなれないですが、ドイツ語で「歯科」という意味です。「革新的な歯科」といった意味になるでしょうか。
セレックの歴史、概要、様々な研究から導かれる治療成績やエビデンスについて主催の風間先生が講演された後、いくつかのテーマに沿って二人一組で講演していく一風変わったスタイルのセミナーでした。
①いわゆるセレックの基本になる長石系のガラスセラミックをワンビジットトリートメント、すなわち一回の来院で一本の治療を完結させる治療について「形成」「接着」「形態修正」「研磨」に分解してそれぞれの詳細について
②「フェイススキャナー」と呼ばれる顔全体のデジタルデータを採る装置のデータとCTデータ、セレックの口腔内スキャンデータを組み合わせてスマイルデザイン(顔貌と特に上顎前歯のバランスを考えて診断、補綴設計やシミュレーションを行うこと)を行い、治療前に患者さんに最終的な治療結果を分かりやすく説明し理解を深め、また治療自体の精度と成功率を高めることについて
③セレックを使用したインプラント治療について。短い治療期間、来院回数も少なく、口腔内スキャンをすることで歯形を採る負担もなく、と少ない患者負担で、かつ精度の高いインプラント治療を提供することについて
④OraCheckというセレックから派生したソフトウエアを使用して通常は非常に難しい軟組織形態の評価を行い、行った外科処置の効果測定を適切に行うことについて
⑤バーチャル咬合器の活用をすることでワンビジットトリートメントにおける小規模の修復補綴をする際に適切な咬合関係(噛み合わせ)を与えることについて
⑥インプラント治療におけるデジタルでの作業を行うことの現時点での精度や出来ることについてと文献に裏付けられるエビデンスについて
⑦臼歯部で根管治療を行った歯をこれまでの歯を沢山削って被せる補綴治療から接着をしっかり行うことで最小限の切削でセラミック修復を行う際のケースセレクトやどこからファイバーコアによる支台築造が必要か、について長期症例を見ながら評価していくことについて
⑧セレックの基本になる接着を適切に成立させるために必要なラバーダム防湿やそれに準ずる方法についてや接着のための修復前処置の詳細について古くから文献で示されている方法だけでなく、最新の材料学に基づいたこれからの接着について
と非常に多岐に渡り、内容が濃く、ボリュームも凄いセミナーでした。先日まで一緒にCEREC study6日間コースを受けていたお仲間や、古くからの友人も含めた多くの受講生との懇親会もあり、全国にいる志を同じくした先生達と親交を深めることができたことも大きな収穫でした。
当院で、これまでも多く行ってきたワンビジットトリートメントによる精度の高いセラミック修復だけでなく、様々な分野への応用について知ることもできました。
五反田みとめ歯科では、常に新しい情報を取りに行き診療内容を常に進化させることでより良い治療を提供することが出来るよう、日々努力しております。少しでも良い治療で大切なご自分の歯をしっかりと残したい、という方は是非当院にご相談ください。
ご予約、ご来院お待ちしております。
五反田みとめ歯科 院長 三留康司
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